発足から現在まで
昭和18年1月18日に発足。この1月18日は鍼灸界の巨匠、杉山和一(1610-1694)の命日にあたる。
それ以前、昭和11年頃から同業者が十数人で定期的ではないが親睦的な集まりをもっていた。
内務省令をきっかけに正式に会が発足。(当時の市川市は市川町、八幡町、中山町3町と国分村)
なお、千葉県鍼灸按摩マッサージ師会(現・公益社団法人千葉県鍼灸マッサージ師会)は同年の10月に発足。県の団体よりも歴史が長いことになる。
平成25年、会の名称を「市川市鍼灸マッサージ師会」から「市川浦安鍼灸マッサージ師会」に改称。
これまでの歩み
- 発足当時(昭和18年)の会費は1回の治療代と同じと決められていたそうで、その頃の治療代は床屋の2倍、米一升の値段といわれていた。ちなみに昭和30年頃の会費は正会員が200円、準会員(学生・助手)が100円だった。
- 会旗は昭和41年、カンパによって作成し、金額は44,000円。平成12年老朽化のため廃棄処分。
- 昭和30年頃までは「あんまの笛」という独特の音色で街を流していた。
- 昭和40年に発足した婦人部では食事の作法や女性としての振る舞い、踊りなどの講習会もおこなわれていた。
- 昭和の初期はまだ戦争が表立っていない頃で、市川は軍隊の町といわれ、また、中山競馬場を控え、真間、菅野あたりは別宅地も多く、芸者置屋、見番、髪結やら踊りの師匠やらも多く歓楽街も賑わいいわば「良き時代」ということでマッサージの需要が多かった。(昔は遊び疲れ、今は働き疲れ?)
- 昭和59年から始まった市川市との協賛事業「敬老奉仕会」は平成25年に30周年を迎えるに至った。
市川市より感謝状が授与
平成26年11月3日、市川市文化会館に於いて「市川市市制80周年記念式典」が執り行われ当会に対し「健康保健事業を通じて市制発展に貢献した」との理由で市川市より感謝状が授与された。同時に冨森猛会長、飯作吉民、久保柴の会員、大澤建次元会員にも感謝状が授与された。

ケアカフェいちかわの定期開催
医療、介護、福祉の関係機関や事業者との連携ネットワークの構築を目的として平成26年8月より毎月開催。「カフェ」のようなリラックスした雰囲気の中で、顔の見える関係作りと日頃のケアの相談場所を提供した。なお、平成29年度より任意団体「ケアカフェいちかわ」主催として再スタートされたことにより、当会主催ではなくなった。

役員紹介
会 長 冨森 猛
副会長 梶 貴雄・久保 柴の
理 事 鶴島 和行・藍澤 玄太・田口 大勝
会 計 平岩 恵子
監 事 榊原 寛二・礒野 秀樹
歴代会長
昭和18年~昭和24年 鈴木 要作
昭和24年~昭和28年 広瀬 辰吉
昭和28年~昭和32年 鈴木 要作
昭和32年~昭和33年 片岡 茂
昭和33年~昭和42年 梅谷 勤
昭和42年~昭和44年 浦野 元男
昭和44年~昭和54年 浜野 三津芳
昭和54年~平成11年 水落 博
平成11年~平成19年 大澤 建次
平成19年~平成21年 久保 柴の
平成21年~ 冨森 猛
歴代顧問
浮谷 保三 氏
川部 保雄 氏(市議会議員)
笹 旭 氏(市議会議員)
倉橋 忠五郎 氏(市議会議員)
狩野 勝 氏(県議会議員・当時)
千葉 光行 氏(市議会議員・当時)
鈴木 啓一 氏(市議会議員)